【習慣化】失敗談:管理方法の向き不向きの見極め、超重要

習慣は一生の財産。

なんてことを言われますが、定着するまでに襲いかかるものの多いこと。


じかんがいぎょうむ が あらわれた !

たいちょうふりょう が あらわれた !

すとれすふらすとれーしょん が あらわれた !


そう。イレギュラーな予定や体調不良、そして未来の自分への過剰な期待。

それらを乗り越えるためいかに「新しく始めることをコスト低めに始めるか」。


「小さなことから始める」ことがとっても大事、ということは

いろんな人がほうぼうで仰っているので今更私が言うまでもないでしょう。


なので今日はもう少し実践寄りの、

習慣化の失敗未遂(中断とそこからのリカバリー)の話をします。


先週末の私は、50日ぐらいコンスタントに続けられてきたことを全て薙ぎ倒し、

まったりYouTubeはてブロを見ながら、なおむしゃくしゃしていたのです。

私の習慣化について

今年の春先に少しトライしたもののこの時は1ヶ月ぐらいで撃沈。

この時はちょっと人付き合いのイレギュラーが多くてうまくいきませんでした。


この秋、その辺りが落ち着いてきたので

満を持して再チャレンジしています(現在進行形)。


いずれもちゃんと「続けてやりたいこと」、

そして「ミニマムが本当に小さい」ことから順調に続いていました。


どうしてうまくいかなくなったのか?

管理ツールを足したことによるストレスだと思っています。

元々「Everyday Habit Tracker」を使用

Everyday - 習慣トラッカー

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  • Everyday Growth S.L.
  • 仕事効率化
  • 無料
apps.apple.com

やった日をタップするとマス目に色がつき、

継続するとその色がだんだん濃くなる(通して見るとグラデーションになる)、

デザインの良い習慣トラックアプリ。


交通障害で時間がなくなったとか、会議が大荒れで伸びたとか、

不意のトラブルもあるやろし、1日ぐらいは休んでもやったことにしてええよ!

というスキップ機能も搭載。


どれぐらい続いているか、週次月次年次でどれぐらいやっているか

習慣ごとに数字も出してくれ、時間が決まっているものは通知も設定可能。


習慣化とログ採取という点でほぼ不満はなかったのですが、一つだけ、

「もう一息!」と思っていることがありました。


「Everyday」でできなかったこと

「所要時間」と「残時間」の確認です。


時間の見積もり下手くそ民なので、

出勤前に洗濯機を回したものの時間がギリギリになってしまい

皿洗いを諦めて家を出るとか、

何かしらの予約を取る時に

「これとこれやる間に差し込みたい……差し込めたか……?」

とモヤつくとか、まあいろいろあったのです。


「Structed」で時間の確保具合を確認することに

Structured - デイリープランナー

Structured - デイリープランナー

  • unorderly GmbH
  • 仕事効率化
  • 無料
apps.apple.com

Googleカレンダーだと一瞬で終わるようなタスクの扱いが難しそうだったので

ちょっと探してこちらを使ってみることにしました。


課金すれば繰り返し機能も使えて「毎月⚪︎日」という設定も可能。

とりあえず1ヶ月、と思ってぼちぼち入力したのですが……。


そしてフラストレーションへ

一応すんなり行かなかった時のために

毎時15分ずつバッファを設定して臨んでいたのですが、

それでもこの方式は私には向いていませんでした。


あ、洗濯した方が……けど後で時間とってるからいい、か?

時間前倒しにしたいな。だけどここから全部ずらすのか……。

よし、ここちょっとTODO入れよう……アイコンどれ? 色? 


時間を決めたことにより逆に縛られてしまうこと、

あるいはいちいち予定の繰り上がりや変更まで登録したくなること。

そしてその変更が積もり積もるとかなりの手間になること。

あるいはカスタマイズ性の高さが逆に迷いを生んだこと。


空いている時間を確保できる喜びよりも、

予定通りに進めないといけない緊張と記録変更の手数に

じわじわと苦しめられるようになっていきました。


2週間弱使ってみましたが、

いい具合に時間を使えていると感じたのは最初の数日だけで

終盤はもう習慣づけたいことも投げ出したい気持ちでいっぱいになり、

週末のイレギュラー予定も相まって、カーッ今日はもう休みだ休み! と

久々の夜更かし暴食をキメて一日中YouTubeを見る、という暴挙に。

愚か者ですね。


敗因

原則を破るような管理をしてしまったことが最大の敗因でしょう。


「Structed」は美しく所要時間と空き時間を見積もることができる、

かつ表示のカスタマイズ性の高い素晴らしいアプリです。

それは間違いありません。正直挫折した今でも使いたい。


ただ、自分には予定を組むことで空き時間が確保できた喜びよりもずっと、

「予定の変更で新たな手間が生まれる」ことが辛かった。


「ちょっと今日テンション低いからゆっくりやりたいけど予定が詰まってる」

あるいは「予定通りに行かず、前倒し/後ろ倒ししたい」とき、

全体の予定をひとつずらしていくのが、

タスク自体の数がそこそこあることも災いしかなりの手間になっていたのでした。


自分がどっち向きなのか見極めよう

どっち、というのは、

「順番や時間帯を固定化してルーチンとしてのテンポを作る」方が上手くいくのか、

あるいは「日々のテンションに合わせてできる時にやっていく」方がいいのか、

ということです。


前者なら私がうまく使えなかった「Structed」など

カレンダー上に固定の時間枠を取ることで上手く回るでしょうし、

後者であれば「Everyday」は本当におすすめです。


折衷案がいい人もいるかもしれませんが、

大体どちらかに寄るんじゃないかな、と思います。

私も後者寄りですがある程度「この順にこなすと楽」というのはあります。


あと単純にタスク多い人は前者にすると狂った時の調整の手数がすごくなります。

そういうのが苦にならない or そこのズレを気にしないならいいのかもしれません。


そして再開へ

最後にリカバリーの話もしておきましょう。


まず私には「Structed」を使った管理はうまくいかない、と気づいたので

泣く泣く一旦「使うのをやめる」と決めました。サブスクも忘れずに解除。


あとは初心に戻って、「なんでもいいから小さい1回から始める」。

これです。


やっぱり、少ない数から、難易度を下げて始めるのが最強

筋トレなら「スクワット1回」から。

掃除なら「出ているものをひとつだけ片付けるか捨てるかする」。

ハードルはうんと下げて、置く数も減らして、

でも置いたものは絶対超える、越えられない時は下げて減らす。


行為としての効果はなくても習慣の第一歩には十分です。

1回取り組めれば、とりあえずやり直すことを始められます。

逆にそれもできないものは、今はまだ時期じゃないんだと

一旦お蔵入りさせるのも悪くないでしょう。


というお気持ちでぼちぼち再開すれば、

「おっ!? できる!!!」と勝手に自己肯定感爆上がりして

うまい具合に復帰することができました。やれやれ。


過ぎてみればいい振り返りのきっかけになったな、と前向きに捉えつつ、

週中盤からの激務で2日ほどちょっとどうしようもなかったので、

日曜あたりから再開する予定の北国でした。


休むこともひとつの大事な習慣。

「ご自愛、ご自愛、セルフケア」と唱えつつ、

今日明日はしっかり休みます。ではまた。